イルマリ・タピオヴァーラのデザインを代表するピルッカスツールです。

現在も復刻版がリリースされていますが、フィンランドのラウカンプーにて製造されていた期間は、1955年から60年代中盤迄の10年程と大変希少なアイテム。

サウナの休憩時に腰掛けて涼むための椅子として考案されたスツールは、フィンランドの伝統的なデザインに着想を得た「ピルッカ」シリーズのひとつです。

バーチ材を丁寧に削り出した脚部のブラックカラーが全体を引き締める一方で、可愛らしい丸みを帯びた座面にはパイン材が用いられ、美しい杢目を楽しんで頂けます。

もともと座面の脚の接合部分に接着跡がありましたが、少しぐらつきがあったので私の方で新しく接着補修しました。ガタツキぐらつきなくお座りいただけますが、ピルッカスツールの構造自体デリケートでぐらつきが生じやすい点ご理解いただけると幸いです。